県立医療技術大で東日本大震災写真展 災害の記憶つないで
震災の記憶をつなぎ、防災意識を高めてもらおうと「東日本大震災写真展」が砥部町高尾田の愛媛県立医療技術大で始まり、被災地の現状を伝える写真など75点を展示している。11月末まで。
同大図書館主催。福島県いわき市で被災し、現在は同図書館で司書として働く泉浩専門員が中心となり、2013年から学生祭に合わせて実施している。
今年は、福島県の高校教員赤城修司さんが被災地で撮影した写真を展示。ブルーシートで覆われた除染廃棄物や線量計などが日常に溶け込んでいる福島市内の様子を写し出しており、泉専門員は「非日常が日常となっている」と指摘する。
11月からは、砥部中学校の教員遠藤武さんが被災地で撮影した写真など約50点を展示する予定。